コミュ障にとって、拷問なの、美容院は。爆発頭と呼ばないで。
髪がすごいことになっている。
私の髪は・・・
- 量が多く、
- 硬く、
- 癖がものすごい。
そして、最近では、白髪が大発生!
落ち武者を通りこして、山姥の領域に達している。
子供の頃から、自分の髪が嫌いだった。
小学校の頃は、恐怖の「お母さん床屋」
「あれー、右の方が長いなぁ。」
「今度が左の方が長くなっちゃったぁ。」
と言いながら、絶望の「ワカメちゃんカット」にされるのだ。
うなじは、カミソリで、剃る。
もう、じょりじょり・・・
「ホモ田ホモ男」のあごのような、うなじをした女の子。
う~寒気がする!
中学校の頃は、
「男子は坊主、女子は肩まで」
という校則だった。
いったい、戦後何年たっていると思っているんだよ!
私は、上記のような髪質なので、
そのころ、一般的だった「段カット」にすると
もう、広がる、広がる。
まるで、ボンバーマンのよう。
感じやすいお年頃なのに、
「顔でか」
「ヘルメット」
などと呼ばれて、過ごさねばならなかった。
大学時代に、たったの一回だけ
合コンであった、男の子に
「顔が小さいね」
と言われ、それはアルマゲドン級の感動だった。
私は、所謂、「梅宮辰夫」系の顔。
顔のパーツが中央に寄っていて、
サイドが広大なのである。
そのエラの面積の広いこと、広いこと。
サハラ砂漠のようである。(行ったことないけど)
そんな顔に大量の髪がうねりをあげている、
そんなメドゥーサ辰夫なのに、「顔が小さい」とは。
彼は、酔っていただろうが、
今だに、その時の嬉しさを胸に抱いている、けなげな私なのである。
成人してからは、ロングにしている。
それは,
- 広大なエラを隠すため、
- ヘルメットにならないため、
- そして、美容院が大嫌い!なためである。
学生時代、お金がないため
「カットデー(千円)」
みたいなのを、よく利用した。
切るのも乾かすのも、人一倍時間がかかる私の髪は、
本当に嫌がられた。
後ろでため息をつかれたり・・・
舌打ちをされたり・・・
そりぁ、千円で、こんな原始人みたいな髪を切るなんて、
やってられないよな・・・ごめんね。
「こんな感じにしてください」
と雑誌を見せたのに、出来上がりは、全然違う。
「お客さんとモデルは、髪質が違うから」
(まぁ、違うのは、髪質だけじゃないけどね)
美容師の心が読める私。
こうやって、「常盤貴子ヘア」を望んだ、ジャイ子の出来上がり。
しかし、ジャイ子でもよい。(よいのか?)
私が一番嫌いなのは、
美容師との会話だ!
自分の大学にコンプレックスを持っていた私。
「どこの大学?」
と聞かれるのが嫌だった。
「〇〇〇大学」って答えても
・・・知らねー! ってなるから。
いつもの、美容室での会話
「学生さん?」
「・・・ハイ」
「大学生?」
「・・・ハイ」
「東京なの?」
「・・・ハイ」
「東京のどこ?」
「・・・大宮」
・・・埼玉やんけー!
こんなんで、美容院が大嫌いな私。
ある時、見かねた母が、一緒に美容院に来てくれた。
私が美容師さんの前に座ったとたん、
「この子、美容師さんとの会話が苦手なんだって。」
「だから、あまり話かけないであげてね♡」
母ちゃん、ど直球!
もう、人生で最高に気まずい、ヘアカットになった。
アメリカに来てからも、
「あー量が多い。本当に多い。」
とうんざりを超えて、困惑させてしまった。
日頃扱っているサラサラ髪と違いすぎたのだろう。
だから、アジア人の経営している美容院に行くようにしている。
まだ、慣れているだろうから。
あ~~、それにしても、美容師と密着する、
あの空間が嫌なんだよな~
どんどん、髪が増長していく・・・
あ、あれ、今消えているテレビに貞子が!!!!
って私だった。
イヤ、笑えないから。
現在の私の感想・・・
今も美容院きらい。
年に一回くらいしか行かない。
しかも、15分で切ってくれる、超テキトーにやってくれる所。
鏡の中は、いつもホラー。
「泣ぐ子は、いねーか」って、言いたくなる。
(「なまはげ」みたいって、ことね・・・説明ダサ)
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