禁断の箱ついに開く!ババアにもあった青春時代の甘酸っぱい思い出
「Super bad」という映画を見た。
高校生がパーティーのためにフェイクID を使って、
お酒を手に入れるというコメディーだ。
アメリカでは、22歳以上でないとお酒が買えない
(州による)
21歳以下にお酒を売ってしまうと罰を受けるので、
売る側は、IDの提示を求めるのだ。
こういうアメリカの高校生モノを見るたびに
自分が送った牧歌的な高校生活との違いに驚く。
映画で見られるアメリカのティーンエイジャーの生活って
リアルなのだろうか?
ホラー映画と同じくらいフィクションの世界じゃないの?
私は、ウン十年前、田舎の高校生で、伯母の家に下宿していた。
そこから、毎日自転車で、高校まで通っていた。
スカート丈は、膝下くらいだった。
制服のミニスカートが流行るのは、ずっと後のことだ。
本当にこのミニスカ時代に生まれていなくてよかった。
丸太のような太ももを晒すなんて、
「公然侮辱罪」で捕まっていたよ。
寒い日には、スカートの下にモモ丈のババガードルを穿いていた。
このガードルは、いつも股ずれで、穴が開いていた。
自転車での行きかえり、いつも
もし、ここで交通事故に遭い、
救急車で運ばれることでもあったら、
あのガードルが公衆の面前にさらされる。
それだけは避けなければ!
生きていけない・・・
と思っていた。
田舎の高校であってもカップル(死語)はいた。
彼らは付き合うようになると、
一緒に登下校をするのだ♡
時には、自転車の二人乗り(キャッ♡)
なんかしちゃう。
もしかしたら、陰では、キス(イヤーん♡)
なんかもしていたかもしれない。
でもそれ以上のことは考えられなった。
私は、もちろん、彼氏なんかいなかった。
(こう、言い切ってしまうのが悲しいのだが・・・)
男子には、人一倍、興味があった!
でも
男子には、人一倍、興味を持たれなかった・・・
でもそれ程は悲しくなった(本当か?)
なぜなら、クラスメートのほとんどに
恋人なんかいなかったからだ。
男女共学のクラスで、
皆でただワイワイやるのが楽しかった。
文化祭の後、うどん屋さんのお座敷を借り切って、
打ち上げをした。
「うどん」と「ジュース」での打ち上げは、
私たちにとって一番のイベントだった。
ジュースでイッキをしたりして、
ものすごく盛り上がった。
ジュースしか飲んでいないのに
(うどんは食べたけど)
みんな、ものすごいハイになり、
日頃は、シャイな男女の距離が一気に縮まった。
お開きになり、「帰ろう」ということになった時、
恥ずかしがり屋の男子が
「後ろに乗りなよ、送っていくよ」
と言い出し、同じく恥ずかしがり屋の女子が
「ありがとう」
と荷台に照れながら座る。
そんな光景があちこちで始まった。
そのうちに、余っていた私にも
「Micchiee、後ろに座りなよ」
と言ってくれる男子が現れた。
いつも私に憎まれ口をたたくヤツだ。
「えーいいのー」
なんて言いながら、私も彼の自転車の荷台に座った。
その瞬間、その自転車の後輪がおもいきりへっこんだ。
~ぷす~
見なかったことにした。
「じゃ、腰に捕まりなよ」
「うん♡」
私たちは、他の自転車カップルを追いかけた。
夕日に向かう数台の二人乗り自転車。
私たちは、青春の真っただ中にいた。
・・・が・・・
5分もすると前にいる彼が息切れを始めた
「ハッハッハー」
そして、ついに彼は申し訳なさそうに
「Micchiee、ごめん。降りて」
え~~~
結局、私一人走って、
前を行く二人乗り自転車達を
追いかけるハメになってしまった。
ロマンチックで♡♡♡だった
二人乗りのクラスメートたちも
「Micchieeがんばれー」
といつものクラス状態。
イヤ~、これも今思えば、
青春時代の甘酸っぱい思い出ですな・・・
わけないだろうー!
ばかやろうー!
現在の私の感想・・・
いいね、青春って・・・
わけないだろー!
ばかやろうー!
どこかにMicchieeと二人乗りをしてあげよう・・・
という勇者はいるかー!?
えっ、違法・・・ごめんなさい。