引きこもり20年、もうすぐホームレス    in アメリカ

日本の大氷河期から逃れ、逃れて、三十路過ぎにアメリカにたどり着く。結婚できたらいいが、それから引きこもり20年!とうとう格安借家からも立ち退き迫られ、夫にも離婚を言い渡され、ホームレスになる日が、秒読みに・・・そんな中、昔書いたエッセイとイラストを見つけ、ブログに残しすことにした。

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禁断の箱ついに開く!ババアにもあった青春時代の甘酸っぱい思い出

Super bad」という映画を見た。

 

高校生がパーティーのためにフェイクID を使って、

 

お酒を手に入れるというコメディーだ。

 

アメリカでは、22歳以上でないとお酒が買えない

(州による)

 

21歳以下にお酒を売ってしまうと罰を受けるので、

 

売る側は、IDの提示を求めるのだ。

 

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こういうアメリカの高校生モノを見るたびに

 

自分が送った牧歌的な高校生活との違いに驚く。

 

映画で見られるアメリカのティーンエイジャーの生活って

 

リアルなのだろうか?

 

ホラー映画と同じくらいフィクションの世界じゃないの?

 

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私は、ウン十年前、田舎の高校生で、伯母の家に下宿していた。

 

そこから、毎日自転車で、高校まで通っていた。

 

スカート丈は、膝下くらいだった。

 

制服のミニスカートが流行るのは、ずっと後のことだ。

 

本当にこのミニスカ時代に生まれていなくてよかった。

 

丸太のような太ももを晒すなんて、

 

「公然侮辱罪」で捕まっていたよ。

 

寒い日には、スカートの下にモモ丈のババガードルを穿いていた。

 

このガードルは、いつも股ずれで、穴が開いていた。

 

自転車での行きかえり、いつも

 

もし、ここで交通事故に遭い、

 

救急車で運ばれることでもあったら、

 

あのガードルが公衆の面前にさらされる。

 

それだけは避けなければ!

 

生きていけない・・・

 

と思っていた。

 

 

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田舎の高校であってもカップル(死語)はいた。

 

彼らは付き合うようになると、

 

一緒に登下校をするのだ♡

 

時には、自転車の二人乗りキャッ♡

 

なんかしちゃう。

 

もしかしたら、陰では、キスイヤーん♡

 

なんかもしていたかもしれない。

 

でもそれ以上のことは考えられなった。

 

 

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私は、もちろん、彼氏なんかいなかった。

 

(こう、言い切ってしまうのが悲しいのだが・・・)

 

男子には、人一倍、興味があった!

 

でも

 

男子には、人一倍、興味を持たれなかった・・・

 

でもそれ程は悲しくなった(本当か?)

 

 

なぜなら、クラスメートのほとんどに

 

恋人なんかいなかったからだ。

 

男女共学のクラスで、

 

皆でただワイワイやるのが楽しかった。

 

 

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文化祭の後、うどん屋さんのお座敷を借り切って、

 

打ち上げをした。

 

「うどん」と「ジュース」での打ち上げは、

 

私たちにとって一番のイベントだった。

 

ジュースでイッキをしたりして、

 

ものすごく盛り上がった。

 

ジュースしか飲んでいないのに

 

(うどんは食べたけど)

 

みんな、ものすごいハイになり、

 

日頃は、シャイな男女の距離が一気に縮まった。

 

 

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お開きになり、「帰ろう」ということになった時、

 

恥ずかしがり屋の男子が

 

「後ろに乗りなよ、送っていくよ」

 

と言い出し、同じく恥ずかしがり屋の女子が

 

「ありがとう」

 

と荷台に照れながら座る。

 

そんな光景があちこちで始まった。

 

そのうちに、余っていた私にも

 

Micchiee、後ろに座りなよ」

 

と言ってくれる男子が現れた

 

いつも私に憎まれ口をたたくヤツだ。

 

「えーいいのー」

 

なんて言いながら、私も彼の自転車の荷台に座った。

 

その瞬間、その自転車の後輪がおもいきりへっこんだ。

 

~ぷす~

 

見なかったことにした。

 

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「じゃ、腰に捕まりなよ」

 

「うん♡」

 

私たちは、他の自転車カップルを追いかけた。

 

夕日に向かう数台の二人乗り自転車。

 

私たちは、青春の真っただ中にいた。

 

 

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・・・が・・・

 

5分もすると前にいる彼が息切れを始めた

 

「ハッハッハー」

 

そして、ついに彼は申し訳なさそうに

 

Micchiee、ごめん。降りて」

 

          え~~~

 

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結局、私一人走って、

 

前を行く二人乗り自転車達を

 

追いかけるハメになってしまった。

 

ロマンチックで♡♡♡だった

 

二人乗りのクラスメートたちも

 

Micchieeがんばれー」

 

といつものクラス状態。

 

 

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イヤ~、これも今思えば、

 

青春時代の甘酸っぱい思い出ですな・・・

 

わけないだろうー!

 

ばかやろうー!

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現在の私の感想・・・

 

いいね、青春って・・・

 

わけないだろー!

 

ばかやろうー!

 

どこかにMicchieeと二人乗りをしてあげよう・・・

 

という勇者はいるかー!?

 

えっ、違法・・・ごめんなさい。

 

 

note.mu

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