引きこもり20年、もうすぐホームレス    in アメリカ

日本の大氷河期から逃れ、逃れて、三十路過ぎにアメリカにたどり着く。結婚できたらいいが、それから引きこもり20年!とうとう格安借家からも立ち退き迫られ、夫にも離婚を言い渡され、ホームレスになる日が、秒読みに・・・そんな中、昔書いたエッセイとイラストを見つけ、ブログに残しすことにした。

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メシマズのババア、アメリカ人を「味音痴」とDisる。

やはり、「食はアジア」だと思ってしまう。

 

アジアの料理は、オーケストラのよう。

 

甘味、苦味、辛味、酸味、塩味、そして、

 

肉、野菜、香辛料、それぞれが

 

絶妙に入り混じって、

 

最高のうまみを引き出す。

 

常に新しい側面を見せてくれ、

 

「味の流れは絶えずして、その味はもとの味にならず」

 

なのである。

 

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それに比べ、西洋の料理は、独奏である。

 

甘いなら甘い道を・・・

 

チーズならチーズ・・・

 

バターならバター・・・

 

とことん一本の道を追求していく。

 

「頑固おやじ」のようである。

 

又、「大きいが正義!」

 

バターでもチーズでもクリームでも肉でもケーキでも

 

「塊」で行こう!

 

という、この豪快さも「おやじ」を感じさせる。

 

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昔、丸大ハムのCMで、父親と息子がキャンプをしている、というのがあった。

 

父親が息子に分厚く切ったハムを渡し、

 

「わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい」

 

というフレーズが入るのだ。

 

私にとって、何がショックって、そのハムの厚さだ!

 

我が家にとって、ハムというのは、向こうが透けてみえるくらい、薄いものだったのに。

 

しかし、それは、もう私の知るハムではない。

 

肉の塊だ。

 

ハムというものは、そんなに厚く切って、うまいのであろうか?

 

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    たくましく育ってほしい

 

しかし、アメリカに来て、あんなハムの厚さは、子供だましみたいなものだと知った。

 

こっちでの「thin cut」は、日本のステーキ並み。

 

私は、はやはり、

 

「向こうが透けて見える、儚い、大和撫子」の方が

 

「肉感あふれる、セクシーアメリカン美女」

 

より好みだなぁ。

 

って、誰もそんなこと聞いてないか・・・

 

それと反比例して、食パンが薄い

 

食パンの種類は、山ほどあるのに、パンの厚さはみんな一緒。

 

そして、おいしいパンに出会えない。

 

山崎のダブルソフトが恋しい。

 

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      愚痴は続く

 

ついでにチーズもいまいち・・・

 

パスタのもサラダにもチーズを山ほどかける。

 

本当に、アメリカ人はチーズが大好きだ。

 

 

ある時、みんなで、丸チーズの一口サイズを食べていた。

 

私は、

 

「あいからわず、味気なく、パサパサしているなぁ~」

 

と思いながら、食べていた。

 

そうしたら、みんなが一斉に、私を見てさけんだ。

 

「あぁ~、Micchieeがワックスも食べちゃった。

 

これって、チーズをワックスで包んであったのね。

 

ワックスを剥がして、チーズを食べた。

 

う~ん、チーズもワックスも、そんなに変わらん。

 

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今日も

 

Picky(好き嫌いが激しい)

 

と非難を背に、

 

ピザもハンバーガーに、目もくれず、

 

心許せるアジア料理を求めている。

 

「頑固おやじ」みたいなのは、私の方か。

 

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現在のババアの感想・・・

 

メシマズが、よくこんな文を書いたもんだな。

 

身の程知らずもいいとこでしょう。

 

今となれば、どんな食べ物でも、食べれるだけで、有難い。

 

 


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