メシマズのババア、アメリカ人を「味音痴」とDisる。
やはり、「食はアジア」だと思ってしまう。
アジアの料理は、オーケストラのよう。
甘味、苦味、辛味、酸味、塩味、そして、
肉、野菜、香辛料、それぞれが
絶妙に入り混じって、
最高のうまみを引き出す。
常に新しい側面を見せてくれ、
「味の流れは絶えずして、その味はもとの味にならず」
なのである。
それに比べ、西洋の料理は、独奏である。
甘いなら甘い道を・・・
チーズならチーズ・・・
バターならバター・・・
とことん一本の道を追求していく。
「頑固おやじ」のようである。
又、「大きいが正義!」
バターでもチーズでもクリームでも肉でもケーキでも
「塊」で行こう!
という、この豪快さも「おやじ」を感じさせる。
昔、丸大ハムのCMで、父親と息子がキャンプをしている、というのがあった。
父親が息子に分厚く切ったハムを渡し、
「わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい」
というフレーズが入るのだ。
私にとって、何がショックって、そのハムの厚さだ!
我が家にとって、ハムというのは、向こうが透けてみえるくらい、薄いものだったのに。
しかし、それは、もう私の知るハムではない。
肉の塊だ。
ハムというものは、そんなに厚く切って、うまいのであろうか?
たくましく育ってほしい
しかし、アメリカに来て、あんなハムの厚さは、子供だましみたいなものだと知った。
こっちでの「thin cut」は、日本のステーキ並み。
私は、肉はやはり、
「向こうが透けて見える、儚い、大和撫子」の方が
「肉感あふれる、セクシーアメリカン美女」
より好みだなぁ。
って、誰もそんなこと聞いてないか・・・
それと反比例して、食パンが薄い!
食パンの種類は、山ほどあるのに、パンの厚さはみんな一緒。
そして、おいしいパンに出会えない。
山崎のダブルソフトが恋しい。
愚痴は続く
ついでにチーズもいまいち・・・
パスタのもサラダにもチーズを山ほどかける。
本当に、アメリカ人はチーズが大好きだ。
ある時、みんなで、丸チーズの一口サイズを食べていた。
私は、
「あいからわず、味気なく、パサパサしているなぁ~」
と思いながら、食べていた。
そうしたら、みんなが一斉に、私を見てさけんだ。
「あぁ~、Micchieeがワックスも食べちゃった。」
これって、チーズをワックスで包んであったのね。
ワックスを剥がして、チーズを食べた。
う~ん、チーズもワックスも、そんなに変わらん。
今日も
「Picky」(好き嫌いが激しい)
と非難を背に、
ピザもハンバーガーに、目もくれず、
心許せるアジア料理を求めている。
「頑固おやじ」みたいなのは、私の方か。
現在のババアの感想・・・
メシマズが、よくこんな文を書いたもんだな。
身の程知らずもいいとこでしょう。
今となれば、どんな食べ物でも、食べれるだけで、有難い。
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