引きこもり20年、もうすぐホームレス    in アメリカ

日本の大氷河期から逃れ、逃れて、三十路過ぎにアメリカにたどり着く。結婚できたらいいが、それから引きこもり20年!とうとう格安借家からも立ち退き迫られ、夫にも離婚を言い渡され、ホームレスになる日が、秒読みに・・・そんな中、昔書いたエッセイとイラストを見つけ、ブログに残しすことにした。

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ババア、英語もちっとも話せず、アメリカに来た!

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私が初めてアメリカに来たのは、199910月末だった。

 

それまでワシントン州ワシントンD.C の違いもわからず、

 

カリフォルニアカリフラワーの違いもわからない程の

 

超アメリカ音痴だった。

 

(いくらなんでもそれはないか!)

 

又、私はusually「ゆずゆありー」と読んでいたほどの

 

典型的な受験英語の犠牲者でもあった。

 

(ってさすがにそれは私だけか)

 

学生時代、英語は大の苦手、いや、そんなもんじゃなく、

 

英語恐怖症といっても過言ではなかった。

 

そのため、英語は人一倍できず、

 

町で外国の人に声を掛けられると

 

「お~お~」と奇声をあげ、

 

顔が泣き笑いでひきつった。

 

(本当に怖がらせてごめんなさい)

 

最後には、声をかけられないように、

 

外国人の姿が遠くに見えただけで、逃げていた。

 

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そのくせ、異国への憧れはあった。

 

彼らの金髪の髪は、

 

彼らの国の果てしなく続く麦畑を思わせ、

 

彼らの青い目は、

 

彼らの国のかなた地平線続く無限の空を想像させた。

 

はぁ~.(ってキモイ)

 

英語でそんな彼らばんばん会話ができる日本人を見て、

 

羨ましくて仕方なかった。

 

自分とはかけ離れた別世界だった。

 

 

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       はぁ~。羨ましい。 

 

こんな私がアメリカに来た。

 

本当によく来れたもんだと思う。

 

XXXXに着いたとき、(ここは私が今も住んでいるアメリカの都市である)

 

飛行機はXXXX上空まで来ていながら、

 

霧のために着陸できなかった。

 

一時間ほど旋回した後、燃料が足りなくなって近くの都市に一時着陸した。

 

そこで数時間過ごして、

 

XXXXの空港にやっと着陸した時には、

 

XXXXに来てから6時間が経過していた。

 

その到着時のアクシデントは、

 

その後の私の前途を暗示しているようで憂鬱にさせられた。

 

(で、その通りだったわけだが)

 

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空港には旅行代理店の人が迎えに来てくれていた。

 

(長いこと待っていてくれてありがとう)

 

それから、私がお世話になるホームステイの家に連れて行ってくれた。

 

初めてのホームステイ先は5人もこどもがいるカソリックの家であった。

 

彼らに

 

How are you?

 

と聞かれてもすぐ

 

Fine, Thank you.

 

と答えられずに

 

Hi

 

としか返事ができない私!

 

ク~~~涙!

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子供たちとも会話ができない私。

 

ひとりぼっち。

 

その家にいただけが私の心を和らげてくれた。

 

そう私たちはお互い英語ができない者どうし、まさに同志!だった

 

私たちは

 

「ワン!」

 

「お~よしよし、お前もそれくらいしか話せないのか」

 

「バウ!」

 

「お~私を裏切って英語をはなしやがって」

 

会話?したものだった…か、悲しすぎる! 

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現在の私の感想・・・

 

20年たっても英語力は、この時とたいして変わりません。

 

引きこもっていると、本当、時間の流れが早い。

 

この時から、かれこれ20たつのか・・・

 

怖!

 

 


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