デブスの鎧で「貞操を守ってきた」ババアが語る、日米の貞操感の違い
アメリカ人の離婚率は、50%だという。
アメリカ人の結婚式の呼ばれると、
新郎、新婦の父母が8人いることも珍しくない。
これは、新婦の父母、義父母、新郎の父母、義父母がいるということだ。
仲のいい老夫婦がいて、
「何年たっても、仲のいい夫婦って、いいなぁ」
と思っていると、再婚同志の新婚夫婦だったりする。
アメリカは、本当に自由恋愛の国だ。
日本では、浮気などした有責側から、
離婚をできないようになっているが、
アメリカでは、有責だろうが、
相手が離婚を決意したらするしかない。
その代わり、日本のように紙を一枚出したら、
離婚が成立するような簡単ものではなく、
離婚を申請してから、成立するまで数カ月かかる。
「親権」「教育費」「財産分与」など、
ものすごい細かいリストがあって、
同意する必要があるからだ。
日本にいた頃は、
アメリカといえば「フリーセックス!」
アメリカ人は、日本人より性に奔放だと思っていた。
しかし、アメリカに住み、アメリカ人と接していると
アメリカ人は、確かに恋愛に自由な国ではあるが、
性に関して、日本よりずっと保守的だな、と感じる。
まず、アメリカには、キャバクラやホストクラブというような
異性がサービスしてくれるバーがない。
バーすらないのだから、ソープランドやランドリーパブもない。
せいぜい、ストリップがあるくらいだ。
もちろん、売春はあるのだろうが、隠れていて、
普通の人には、どこにあるのかわからない。
日本の大都会が、ありとあらゆる性サービスのネオンの洪水
で溢れているのとは、対照的である。
さらに、貞操感、というか、パートナーに対しての誠実さは、
日本人より強いのではないか、と思うようになった。
私が中国で働いていた頃、
日本人の男性社員のほとんどが、
日本本社から中国へ派遣された単身赴任者だった。
(ちなみに女性の大半は、現地採用者だった)
私の友達の一人は、そういう本社から派遣された日本人社員向けの、
高級マンションを扱っている会社で働いていた。
彼女が苦笑しながら
「部屋を貸した単身男性(もちろん妻子は日本にいる)の90%が、
すぐに中国人女性を愛人して、一緒に住みだす」
と話してくれた。
別の友達は、一流企業の部長の秘書をして、高給を取っていたが
「秘書といっても、仕事は、部長が中国に出張に来た時の
女性の手配」
と言って、転職したがっていた。
一流企業なので、それこそ中国各地に工場がある。
その部長には、それぞれの場所に、
それぞれの彼女がいるのだという。
「男性はね、ハーレムにあこがれているの。
そして、中国では、それが可能だから、みんなやるんだよね。」
とのことだった。
その頃の私たちは、みんな若い独身女性だった。
結婚に夢や憧れもあった。
でも否応なしに見せつけらる現実を見て、
「男性とは、そんなもの」
と諦め、悟っていった。
私も友達も
「男が浮気をするのは、仕方ない」
「家庭の平和を守ってもらい、妻にそのことを隠してくれれば、
それでいい」
という考えになっていった。
もちろん、理想を言えば
「妻だけを愛し、家族に忠誠心を持ってほしい」
と思っていたが、そんなものは、ファンタジー。
サンタクロースを信じるようなもの、と冷めていた。
そして、アメリカに来た。
多くのアメリカ女性たちが
「浮気は絶対に許さない!」
「浮気したら、別れる!」
と十代の頃の私が言っていたようなことを言うのを聞いて、
とても新鮮だった。
アメリカ人の離婚率が高いのは、貞操感がないからではなく、
より貞操感が強いからなのかもしれない。
現在の私の感想・・・
日本では、今は、男性より女性の浮気の方が多いだとか・・・
まぁ、デブスババアには、縁のない世界ですわな。
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