ババア、身の程知らずに、タバコについて、文句を言う
今回は、現在の私の感想から・・・
この時は、本当に傲慢だったと思う。
幾多の依存症、そして、鬱で苦しんで、今は、
タバコを吸う人にも、
お酒を飲む人にも、
クスリをやる人にも、
全部寛容です。
やめられない弱い人、すべてが愛おしいくらいです。(オゲェ)
さて、傲慢な文章の始まりです。
私は、何が嫌いって、タバコのにおいほど嫌いなものはない。
家族にタバコを吸う人がいなかったせいか、タバコのにおいに敏感になってしまった。
学校から帰ってきて、家に一歩入ったとたん、
「今日、お客さん来たでしょう?」
と、その異臭に気づき、外へ飛び出してしまうほど、
タバコのにおいが苦手だった。
中国にいた頃は、本当に大変だった。
上海の南京路というところは、人でごったがえしているのだが、
そこで、くわえタバコをしている人は、本当に多かった。
後ろから、頭に煙を吹きかけられ、
エクトプラズム登場!なんて毎度のこと。
すれ違う人の手にあるタバコが
私の手に押さえつけらる、いきなり、根性焼き!
なんてことも何度が起きた。
いつも、怒りのマグマ爆発!大土石流!だった。
打つぞ!ごらぁ~
「東方航空」を上海と東京の行き来に使った。
なんといっても、この航空会社は、安い!
しかし、禁煙席を取っても、まわりは、喫煙者ばかりだった。
日本へ集団就職に行くと思われる団体に囲まれた。
もう、何十人という人がスパッスパーとタバコを吸う。
私の周りはもう霧の摩周湖。(見たことないけど)
スチュワーデスに
「ここは、禁煙席なのだから、タバコを止めるように言って」
と頼んだ。
スチュワーデスが注意しても誰もやめない。
「なんで、俺だけやめなくちゃいけないんだよ。」
「みんな吸っているじゃないか」
と、誰も聞く耳をもたない。
再三、再四、スチュワーデスに
「お願い、やめさせて。ここは、禁煙席なんだよ!」
と頼んでいたら、
「私は、言ったの!でもやめないの!」
と私が怒られてしまった。
四面楚歌。
雲の上にいるはずなのに、雲の中。
においもものすごい。
頭痛がしてきた。吐きそう。
そんな悪夢の3時間のフライトでした。
中国では、鉄道の旅でも、タバコで苦労した。
数十時間、時には一晩、二晩を、電車の中で過ごす。
長時間、タバコの煙に包まれるのは、辛い。
ある時、もう耐えきれず。
「ゴホッ、ゴホッ。ごめんなさい・・・」
「私、去年、肺の手術をしたの・・・」
「い、息ができない・・・く、苦しい・・・」
と迫真の演技をした。
これが効果てきめん!
それ以後、ヘビーな喫煙者が回りにいるときは、この手を使うことにした
書いても書いてもキリがないほど、
タバコには、恨みつらみでいっぱいだ。
「ごめんさい。タバコアレルギーなんです。」
と控えめに、申し訳なさそうに言っても
「神経質」
「ヒステリー女」扱い。
もう、ガンになって、化けて出てやるしか、方法は、ないのか!
しかし、そんな辛い歴史が、アメリカに来て、終止符が打たれた。
タバコを吸う人の少ないこと。
喫煙者に対しての、マナーの厳しいこと。
本当、生きていてよかった。
現在のババアの感想2・・・
いや~時代だな~
「スチュワーデス」じゃなくて、
「客室乗務員」と、言いなさい!
って、そこかい!
そうでなく・・・
世の中、喫煙者にきびしくなったよね~
今じゃ、喫煙者の人に対して、同情的になっています。
こんなに喫煙者が迫害されるようになるとは・・・
私みたいな人が、いっぱいいたんだろうな。
人形でいるのも悪くないな・・・