引きこもり20年、もうすぐホームレス    in アメリカ

日本の大氷河期から逃れ、逃れて、三十路過ぎにアメリカにたどり着く。結婚できたらいいが、それから引きこもり20年!とうとう格安借家からも立ち退き迫られ、夫にも離婚を言い渡され、ホームレスになる日が、秒読みに・・・そんな中、昔書いたエッセイとイラストを見つけ、ブログに残しすことにした。

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夏休み、トレックアメリカで行く、アメリカ縦断の旅 1

2,000年の夏、アメリカで過ごす、初めての夏休み、

 

私は、トレックアメリカに参加することにした。

 

これは、18歳から38歳の人を対象にした

 

北米各所を回るキャンピングツアーである。

 

私は、シアトルからロッキー山脈沿いに

 

ナショナルパークからナショナルパークを巡り、

 

ラスベガスで解散という、3週間のツアーに参加した。

 

 

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メンバーはガイドのアメリカ人を入れて、14

 

イギリス、オランダ、スイス、スペイン、イタリア、ドイツ、デンマーク、ス

ラエルと世界各国からきた人たちで構成されていた。

 

アジア人は、私一人であった。

 

トレックアメリカの参加者は、圧倒的に女性が多いらしいが、

 

私たちのツアーは、山ばかリ巡るハードなコースのせいか、

 

男性8人、女性6であった。

 

 

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メンバーに男性が多いのは、有難かった。

 

毎日、バスの上にテントや皆の重い荷物を積まなければならなかったからだ。

 

ヨーロッパの男性は、本当に紳士的で、親切だった。

 

 

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それに対して、

 

女性は、我がままで、傲慢だった。

 

彼女たちは、若く、

 

いつもピチピチしたショートパンツとタンクトップを着ていた。

 

体格がとてもよく、

 

いつもお尻がゆさゆさ揺れていた。

 

体は大きいのだが、

 

長い手足と、ほりの深い顔立ちのため、野鹿のようにセクシーだった。

 

もしアジア女性が、

 

こんなに大きい体格をしていたら、

 

愚鈍な牝牛のような印象になった、と思う。

 

 

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彼女たちは、いつも太陽の下で、日に焼けようとしていた。

 

愚鈍な牝牛である私が、少しでも日に焼けるのを避けようとするのとは、対象的だった。

 

彼女らは、いくら太陽の下にいても、少し赤くなるだけで、

 

次の日には漂白した陶器のように白かった

 

それに反して、太陽の日差しを避け、

 

いつも日焼け止めを塗っていた私の体は、

 

床を拭いたぞうきんのように、日に日に黒く、汚れた色になっていった

 

 

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キャンプの旅はとても楽しいが、最高に快適というわけにはいかない。

 

皆で協力して、

 

料理をしたり

 

荷物を運んだり、

 

片付けをしたりしなくては、ならないのだ。

 

まず、そういう雑用をみんなで片付けて、

 

それから思い切り遊ぼう!というのが理想だ。

 

    

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だが、3週間も生活を共にしていると、

 

誰が朝早く起きて、みんなのためのお湯を沸かすのか、

 

誰がみんなの食器を洗うのか、

 

決まってきた。

 

 

私は、アジア的な考えで、

 

若い者が、率先して、雑用をこなさなければならない、という気がしていたが、

 

年長の気が利く、スペイン人男性

 

軍隊経験のある、若いイスラエルの男性

 

いつも、率先して雑用をやってくれた。

 

私は、そんな彼らにものすごく敬意を払っていたが、

 

黄金のおっぱいとお尻をもつ女の子たちは、違う考えだったらしい。

 

自分より、一回りも年上で、みんなのために尽くしてくれる、

 

陽気なスペイン男性にいじわるをするのだ。

 

 

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ある時、彼がその辺の車に寄りかかっていると、

 

彼女らのひとりが

 

「やめろよ!よりかかるの!」

 

「アメリカ人がそうされるのを嫌いなのを知らないのか!」

 

「『やめろ!』と言っているだろう!」

 

「非常識だな」

 

と怒鳴りだした。

 

当て逃げしたわけでもあるまいし、

 

無人の車に寄りかかっただけで、なんでここまで言うのか?

 

「非常識はお前だろ!」

 

と思ったが、

 

そんな傲慢な彼女のことを、私をはじめ、

 

誰も注意しなかった

 

 

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テントは、二人一組で使った。

 

私は、オランダ女性と一緒だった

 

彼女は、いつもドイツ、デンマークから来た、若いギャルズと一緒だった。

 

彼女ら3人は、みんながテントを張っている時、よく遊びまわっていた。

 

ある時、彼女らは、自分らのテントを張らなかった。

 

そして夜になると、私がひとりで張ったテント

 

「四人でも寝られるよね」

 

と入ってきた。

 

きつかったけど、四人で眠れた。

 

私は、その時も何も言えなかった

 

 

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        きっつい~ 

彼女らは、真夏の太陽に負けないくらい。輝いていた。

 

だから言いたい放題のこと言っても、

 

「そこにいてくれるだけでいい!」

 

という価値があった

 

テントを張ったり、

 

片付けをしたり、

 

そういう雑用を

 

彼女らの代わりにやることに

 

男性たちは、喜びを見出していた、ように思う。

 

本当に彼女らの白い胸や太ももは、

 

ピチピチという言葉がぴったりで、

 

女の私から見ても、

 

目が離せないほど、魅力的だった

 

私の肌は、砂漠の太陽によって、どんどん黒く焼かれていった。

 

でも今思うと、その旅の間、

 

肌より心の方を、もっとチリチリと焼いていたようだ

 

 

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       炎上!水かけまーす。

 

現在の私の感想・・・

 

いやぁ~。中年の豚女の僻みが、いい感じで滲み出ているエッセイですな

女は所詮、若さと美しさですよ

 

ぷりぷりであれば、崇められる。

 

すべて許される。

 

男性だけでなく、

 

今のババアでさえ、

 

圧倒的な若さと美しさの前ではひれ伏してしまうもの。

 

 


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