ババア、クソじじいに付きまとわれた後、(元)夫に出会う!
2000年、1月5日のことだった。その時、私は猛烈に機嫌が悪かった。
最悪の年末の疲れを抱えたまま、その日から学校がはじまった。
クラスの後、先生が
「今日これからスクールアクティビティで映画を見に行くけど、行かない?」
と聞いてきた。
疲れていたし、気分の悪かった。
が、こういう時こそプラス思考で、物事にチャレンジしていくべき!
と参加することにした。
(今の私;私にもこんなふうに考えていとことあったんだ!)
しかし期待は大ハズレだった・・・
もっと輝ける!
その映画を見に行ったとは、先生2人、生徒4人だけだった。
映画は最悪!
セックスシーンで始まった。
ア~ン、ア~ン。
もう、みんな固まった。どうリアクションしていいかわからない。
そのシーンがやっと終わったと思ったら、永遠と暴力シーン。
そもそも何言っているかわからないし、
これってどんなストーリーなのか全然わかりませーん。
どんどん気分が悪くなっていった。
参加した日本人のじいさんは、そうそうに諦めて、眠りの世界に・・・
じいさんは、私の前にいたのだが、大口を開けて、思い切り後ろののけぞってきた。
もう、頭が私の太ももに、つかんがばかり・・・
目の前には、大口じいさん。
そして、その向こうには血がどひゃ~。さらにどひゃ~。
頼むから、映画よ。早く終わっておくれ。
やっと映画が終わって、学校に帰れることになった。
ほっとして、スクールバスに乗っていると、
じいさんが私を口説いて?くる。
「学校に着いたら、そこから車で家まで送っていってあげるよ。」
「ありがとうございます。でもバス(公共の)がありますから。」
「でもバス停で待つの大変でしょ。」
「いいえ、結構、本数あるんですよ。」
「でも今日はこんなに寒いし。」
「おかまいなく。」
「かわいそうだから、送るよ。」
かわいそうだと、思ってくれるなら、頼むから開放してくれ!
「大丈夫ですから」
「で、家はどこなの?」
って。じいさん、(俺の、俺の)話を聞け~~~。
バスが私たちの学校でなく、どこかの大きな大学のそばに来た時、たまらず、
「運転手さん!ここでおろして!」
と叫んでいた。
よくわからないが、こういう大きい大学ならバスがいっぱい走っているはず。
ホームステイしている家まで、帰れるバスもあるだろう。
ぽか~んとしているじいさん尻目にさっさとスクールバスから降りた。
やっとじいさんから解放された。
バス停はどこだ。
やっと見つけたバス停は、なんだか寂しいところにポツンとある。
誰もいない。とても静かだ。そしてとても暗い。
寒くて、暗い中、バスを待っていたら、なんだか怒りがぶり返してきた。
あのじじい~。
「じじい~!うざいんだよ~!」
「おめえなんか、大嫌いなんだよ~!」
誰もいないことをいいことに、真っ暗な中、叫んだ。
すると突然、道の向こうから、笑い声がした。
どうやら車の影に男性が2人いたらしい。
まじか~。恥ずかしい~。
今日って、なんてついていないんだ。
ネガティブの塊のくせに、なまじっか、ポジティブ思考の挑戦したからだ~。
そのうち、その2人は別れ、そのうちの一人がこっちにやってきた。
「どうしたの?彼氏と喧嘩でもしたの?」
それが私の夫となる人との出会いだった。
(長い前振りだった)
現在の私の感想・・・
これが、私の夫(もうすぐ元夫になるが)の悲劇に始まりだったな~。
人間、どこに人生の落とし穴があるか、わからないね。
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