引きこもり20年、もうすぐホームレス    in アメリカ

日本の大氷河期から逃れ、逃れて、三十路過ぎにアメリカにたどり着く。結婚できたらいいが、それから引きこもり20年!とうとう格安借家からも立ち退き迫られ、夫にも離婚を言い渡され、ホームレスになる日が、秒読みに・・・そんな中、昔書いたエッセイとイラストを見つけ、ブログに残しすことにした。

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ババア、アメリカ人(元夫)にナンパされる!そしてはじめてのチュウ?

元夫は、ニコニコと笑いながら、話しかけてきた。

 

そこで、15分ほど、おしゃべりをした。

 

日本から来たこと、学校のことなど話しただろうか・・・

 

彼の英語は、先生の英語より、さらに聞き取りやすく、

 

話をしていて楽しかった。

 

そのうち、彼が

 

「もしよかったら、これからお茶でも飲みにいかない?」

 

と聞いてきた。

 

えっ、これってナンパ

 

しかし、時間はすでに夜の10時!

 

彼は今、会ったばかりの人。

 

き、危険だぁ~。でも

 

「あんたのことよく知らないし、危ないじゃん。」

 

とは、言えない。

 

だ、だって・・・なんか、もったいないじゃ~ん!

 

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「ごめんね。門限があるの」

 

ふと、ナイスな言葉が出た。

 

やっぱ、私って天才だわ。

 

すると、彼は

 

「君のこれからの英語の練習のために、また会えないかな?」

 

と聞いてきた。

 

敵もなかなかの策士である。

 

アメリカに来て、数カ月たつが、英語を話すのは、先生とハウスメイトだけ。

 

ホストファミリーは、忙しく、ほとんど相手にしてもらってなかった。

 

後は、ほとんどの時間を日本人の友達と過ごしていた

 

なんか、アメリカにいる実感がなく、映画を見ているようだった。

 

アメリカ人を見ることはできても、触れることはもとより、話すことすらない。

 

こんな状況で、その誘いは、すっごく嬉しかった。

 

 

ちょうど、バスが来た。

 

彼は大急ぎで、彼の電話番号を書いて渡してきた。

 

「電話、待っているから」

 

バスのドアが閉まった。

 

 

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家の帰り、早速、このことをハウスメイトの韓国人、キュワンに話した。

 

「一人じゃ怖いから、一緒に会いに行ってくれる?」

 

彼女は、韓国人の彼氏がいた。

 

「彼に聞いてみる」

 

 

次の日、彼氏は

 

「だめ!だめ!絶対危ない!」

 

と大反対だった。

 

Micchieeも行くな!アメリカ男子は、原子爆弾より危険だぞ!」

 

そ、そうなのか?

 

 

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結局、クラスメイトの日本に女の子たちが興味を持って、

 

一緒に行ってくれることになった。

 

総勢、私含めて4

 

初デート?は、4対1で行われた。

 

 

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「男はオオカミよ」

 

というが、彼は羊のように、ものすごく穏やかな人だった。

 

(まぁ、その時は・・・)

 

 

そのうち、二人だけで会うようになっていった。

 

 

しばらくたった頃、

 

喫茶店でおしゃべりをしていたら、

 

彼が、そっと、口を寄せてくる。

 

私は、彼に惹かれてきていた。

 

で、でもここでは、ちょっと・・・

 

 

「え~い、この世の思い出じゃ!」(意味不明)

 

 

キスした。

 

口を離すと、彼はまた寄せてくる。

 

もう頭の中で、ケンシロウ(北斗の拳)の声が鳴り響いてきた。

 

 

「アタッ、アタタッ、アタタッ」

 

 

やっと、離れたと思いきや、またまたキスしてくる。

 

 

「アタタタタタタタタタッ」

 

 

「日本は、公共の場では、キスしないんだよ」

 

と一応言ってみる。

 

「アメリカじゃいいんだよ」

 

との返事、そしてまた、

 

 

「アタタタタタタタタタタタタタタッ」

 

 

もう、お願い、誰か、ケンシロウを止めて!

 

 

30分!!くらいそうしていただろうか、店員がやってきた。

 

 

「あの~店内でキスしないでくれます~」

 

 

「!!!ひ・で・ぶ~!!!」

 

 

私たちは、このヒデブ~事件から、友達から恋人になりました。 

 

 

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現在の私の感想・・・

 

私の人生は、99%の鬱1%の躁の状態で、できている。

 

正常な状態な時はないのだ

 

完全にこの時は、躁状態だったんだろうな。

 

そして、躁状態にやってしまったことを、鬱状態のときに永遠と悩む・・・と。

 

 

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